YUMIKO CHIBA ASSOSIATES

Critics

“批評家海外派遣事業 報告会 vol.2 – 野田吉郎(パリ|2024.1-3派遣)”

成熟したアートシーンにおいて、日本の現代美術が世界的水準で評価を得るためには、批評的な言説の蓄積と国際的ネットワーク構築が不可欠です。
美術分野における批評活動の拡大及び交流を促進、支援するため、文化庁アートクリティック事業では国際的な舞台において活躍が期待される国内有望批評家の海外派遣を実施します。

このたび、2024年1月〜3月の期間パリに派遣した野田吉郎さんをお迎えし、報告会を開催します。
パリで訪問した展覧会や、滞在中のできごとなど、現地で見聞したことをご紹介いただきます。

ご興味のあるかたは参加フォームよりお申し込みください。

■ 概要
企画名|海外派遣事業 報告会 vol.2
日 時|2024年3月23日(土)16:00〜17:30
登壇者|野田吉郎
進 行|沢山遼(本事業ディレクター)、千葉由美子(本事業副ディレクター)
会 場|六本木アルスクーリア(東京都港区六本木6丁目4−1 六本木ハリウットビューティープラザ4F)[ Google map ]

六本木アルスクーリア(2022-)は、批評家や研究者、キュレーターらによる連続講座やシンポジウム、アーティストによるトークイベントなどを開催するほか、芸術・美術分野以外の専門家や研究者の方々を招き、幅広い問題を議論するプログラムおよびその場所の呼称です。

定 員|20名(無料)
言 語|日本語のみ

 

報告会(3月23日)参加申し込みフォーム>>

 

⚫︎ 被派遣者  - 野田吉郎
大学非常勤講師
派遣先:パリ、フランス
派遣期間:2024年1〜3月
1981年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得満期退学。2024年現在、共立女子大学非常勤講師。専門は美術批評論、表象文化論。共著に『批評前/後――継承と切断』(ユミコチバアソシエイツ、2017年)、論文に「ミシェル・タピエの「アンフォルメル」概念について――『別の芸術』を中心に」(『表象13』表象文化論学会、2019年)、「アンフォルメルなものの具体的提示」(『国立国際美術館ニュース』第247号、2022年11月)など。

⚫︎ 沢山遼

文化庁アートクリティック事業 ディレクター

美術批評家。1982年岡山県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。東京造形大学造形学部絵画専攻領域特任准教授。単著に『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020年)、主な共著に『絵画との契約 山田正亮再考』(松浦寿夫ほか、水声社、2016)『現代アート10講』(田中正之編、武蔵野美術大学出版局、2017)『今、絵画について考える』(国立新美術館(編)、水声社、2023)などがある。Yumiko Chiba Associatesが主宰する批評集『クリティカル・アーカイブ』のシリーズの監修も行う。令和2年度文化庁「新進芸術家海外研修制度」研修員としてニューヨークに滞在。

⚫︎ 千葉由美子

文化庁アートクリティック事業 副ディレクター

Yumiko Chiba Associates代表取締役。1998年アーティストマネージメントおよびアートプランニングオフィスとしてYumiko Chiba Associatesを設立。高松次郎、吉田克朗、木下佳通代などのエステートの運営を手掛けながら、鷹野隆大、冨井大裕、山城知佳子などアーティストのプロモーション・管理業務を行う。2010年にギャラリーをオープンし、アート・バーゼル香港、パリ・フォトなどの国際的なアートフェアなどに出展している。また、アーティストについての歴史的な理解を促すとともに批評についての社会的な認知度を高めるため、評論家のテキストを掲載した研究冊子を多く出版。2022年に六本木に移転するとともに、芸術・美術分野以外の専門家や研究者も招き、幅広い問題を議論する場、「六本木アルスクーリア」を立ち上げる。

 

■ 組織体制
ユミコチバアソシエイツ

文化庁

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ディレクター:沢山遼
副ディレクター:千葉由美子
プログラム・アドミニストレーター:三木茜
アドバイザリー・コミッティ:原久子、高橋綾子、山本浩貴

お問合せ|critics.project.office@gmail.com(担当:三木)