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レクチャー/トークイベントの開催「盲目と失調—モリスと高松について」

レクチャー/トークイベント「盲目と失調—モリスと高松について」
Sub-event of Critical Archive Vol.4
登壇者:沢山遼(美術批評) x 勝俣涼(美術批評)

日時: 2019年7月20日(土) 17:00-19:00 (受付開始16:45)
会場: MORETHAN BANQUET, THE KNOT TOKYO Shinjuku(東京都新宿区西新宿4-31-1)
THE KNOT TOKYO アクセス方法 https://hotel-the-knot.jp/tokyoshinjuku/access/
*ホテル正面エントランスより入り、左手にある階段から2Fに上がって頂きますと、左側の奥に会場がございます。

※定員50名(事前申込制、参加費 ¥1,000)

【お申し込み方法】
件名「レクチャー/トークイベント参加」、本文に、参加人数、お名前、電話番号をご明記のうえ、event@ycassociates.co.jpまで
メールでお申し込みください。
※定員(50名)になり次第、受付を終了いたします。
※ギャラリーからの返信メールが届かない場合は、営業時間内にお問合せください。

高松次郎とロバート・モリスの二人展に伴い、クリティカルアーカイブVol.4のサブイベントとして、レクチャー/トークイベント 「盲目と失調-モリスと高松について」を開催いたします。
1960代以降の日本において、コンセプチュアル・アートに大きな影響を与えた高松次郎と、コンテンポラリーダンス、ミニマル・アート、ランド・アート、プロセス・アートについて歴史的に重要な美術批評を残し、コンセプチュアル・アートの代表的作家であるロバート・モリス、ともに作品とその言説において現代美術界をリードし、60年代から70年代にかけて起きた美術の動向を理論的に推進しました。
二人は世界の反対側でお互いを知ることなく制作をしていましたが、制作に対して非常に近い姿勢と態度、共通するコンセプトを作品の中に見出すことができます。
期せずして同時期に行っていた「こすり」(高松)と「Blind Time」(モリス)という二つのシリーズでは、同様に画面に直接的に身体を介在させるという手法を取り、表現すること、視覚性法則の理解、理念的な形の純粋性といったことに疑いをさしはさみ、制作に臨んでいます。

本イベントでは、沢山遼氏と勝俣涼氏の二人の若手美術批評家をゲストに招き、アメリカと日本のコンセプチュアル・アートの先駆的な二人の作家の作品を通して、両者の活動の概念と理論の検証を試みます。

■登壇者プロフィール
沢山遼 Ryo Sawayama (美術批評)
2009年に「レイバー・ワーク–カール・アンドレにおける制作の概念」で『美術手帖』第14回芸術評論募集第一席。武蔵野美術大学、首都大学東京等で非常勤講師。美術批評家として、論文や雑誌などへの寄稿多数。

勝俣涼 Ryo Katsumata (美術批評)
主な論文に、「未来の喪失に抗って–ダン・グレアムとユートピア」(2014年、『美術手帖』第15回芸術評論募集佳作)、「ジョン・バルデッサリの修辞学」(『引込線2015』、2015年)など。主な展評に、『美術手帖』での月評連載(2015年4月号〜2016年3月号)など。

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