YUMIKO CHIBA ASSOSIATES

Critics

“トークイベント 美術史と批評の現在——日本の内/外から考える”

このたび、国内外で活躍する研究者を招き、美術史や批評をテーマとしたトークイベントを開催します。
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トークイベント

美術史と批評の現在——日本の内/外から考える

日 時|2024年12月15日(日)16:00-18:00
会 場|Yumiko Chiba Associates
定 員|20名  ※申込先着順
参加費|無料
言 語|日本語のみ
企 画|高橋沙也葉(モデレーター)
登壇者|ダニエル・アビー、井上絵美子、久後香純、中村公彦 ※姓五十音順、敬称略

本イベントでは、戦後日本の美術史と批評をめぐる状況と課題について、日本国内/外の研究機関を行き来しながら美術史研究を行う書き手たちが議論を交わします。批評的言説と美術史研究の相互フィードバックのあり方や、研究者としてのポジショナリティといった様々な問題について、横断的に活動を展開する若手〜中堅層の書き手たちが考えます。

参加申込締切|2024年12月15日(日)当日 11:59
参加申込フォーム|定員に達したため、申し込み受付を終了いたしました  [12月5日(木)13:00]
席数に限りがあるため、事前申込で定員に達した場合は受付締切とさせていただきます。
当日キャンセルによる空きが出た場合は、先着順でご案内いたします。
最新情報は上記参加申込フォームの概要をご参照ください。

 

■ 登壇者

⚫︎ ダニエル・アビー Daniel Abbe

美術史家。アメリカ生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)美術史学科博士課程修了。美術史や写真史研究、評論家として日米を中心に活躍する。滋賀大学にて非常勤講師として勤務。評論「「言わなくてもいいこと」の物質性」(美術手帖、2020)、「肉体を持った形:神殿としての石岡瑛子展」(美術手帖、2021)「「KYOTOGRAPHIE」はなんのためにある? 善意に満ちた態度と、キュレーションの不在」(Tokyo Art Beat、2024)など。他に国内外のメディアにて記事掲載。進行中の翻訳プロジェクトで、中平卓馬のエッセイ集を英語で出版する準備をしている。武蔵野美術大学「大辻清司フォトアーカイブ」にも携わる。

🔗 WEB | http://mcvmcv.net

 

⚫︎ 井上絵美子 Inoue Emiko

Photo by Arata Mino

専門は近現代美術史、パフォーマンス史、フェミニズム・クィア理論。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ校に提出した田部光子についての修士論文でThe Feminist Institute Research Awardを受賞。現在、Jack Halberstam著『In Queer Time and Place: Transgender Bodies and Subcultural Lives』(2005年)の翻訳に訳者の一人として携わり、本書に関連してクィア・アブストラクションの議論に関心を寄せる。

 

⚫︎ 久後 香純 Kugo Kasumi

Photo by Kawa Emi

ニューヨーク州立ビンガムトン大学美術史コース博士候補生。写真史およびメディア論を専門に研究に取り組む。早稲田大学文学研究科表象・メディア論コース修士課程卒業後、国立近代美術館写真部門や東京都写真美術館でインターン、委託職員を勤めながら研究と執筆活動を始める。博士論文「The Theory and Practice of Eizō: Photographic Publications in 1960s’ and 1970s’ Japan」を執筆し2024年度博士号取得予定。その他の主要論文に「「アノニマスな記録」としての写真――1960年代後半から70年代前半における写真のリアリズムについて」『映像学』(2022)がある。

 

⚫︎ 中村公彦 Nakamura Kimihiko

ハイデルベルク大学東アジア美術史研究所博士課程在学。専門は日本の近現代美術史。慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。セント・アンドリューズ大学大学院美術史学科修士課程修了。ハイデルベルク大学共同研究センター933「Material Text Cultures」研究補助員(2022-23年)。『Aziatische Kunst』 (June 2024)、『Review of Japanese Culture and Society』(2023)、『Woman’s Art Journal』 (Spring/Summer 2022)などに論文を掲載。

🔗 WEB | https://sites.google.com/view/kimihikonakamura/home

 

■ 企画 / モデレーター

⚫︎ 高橋沙也葉 Takahashi Sayaha

デューク大学大学院美術史・表象文化学科および京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍。1960年代の彫刻とその記録を中心に、アメリカと日本のアートシーンの交差の研究を行う。共訳書にジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』(フィルムアート社、2024)。

researchmap@sa_ya_ha (X/旧Twitter)


 

■ 組織体制
ユミコチバアソシエイツ

文化庁

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ディレクター:沢山遼
副ディレクター:千葉由美子
プログラム・アドミニストレーター:三木茜
アドバイザリー・コミッティ:原久子、高橋綾子、山本浩貴

お問合せ|critics.project.office@gmail.com(担当:三木)